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  1. 静岡市議会 2000-02-16
    旧静岡市:平成12年第1回定例会(第2日目) 本文 2000-02-16


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1         午前10時開議 ◯議長杉山三四郎君) ただいまから会議を開きます。  本日の会議録署名議員は、南条博君及び藤田卓次君を指名します。    ─────────────────   日程第1 第1号議案 平成11年度静岡市    一般会計補正予算(第6号) 外25件 2 ◯議長杉山三四郎君) 直ちに日程に入ります。  日程第1、第1号議案平成11年度静岡一般会計補正予算(第6号)から日程第26、第26号議案市道路線の認定についてまで26件を一括議題とします。  質疑を許します。  質疑の通告があります。  質疑に当たっては、自己の意見を述べることはできないことになっておりますので、その範囲を超えないよう、かつ、簡潔に行ってください。  10番山本明久君。   〔10番山本明久登壇〕 3 ◯10番(山本明久君) おはようございます。  ただいま上程されました第19号議案静清広域都市計画事業番町西土地区画整理事業施行条例等の一部改正に関して、簡潔に質疑を行います。  この区画整理事業は、昭和44年施行以来30年を経過して最終段階を迎え、この3月に予定される換地処分及び清算を残すのみとなっています。施行面積約44ヘクタール、権利者数約 2,700に上り、総事業費 156億円余と聞いています。関係住民市議会議員、そして、市当局の長年にわたる努力に敬意を表するものであります。  地域住民が安心して住み続けられるまちにしたいと、だれしも願っているところですが、この間には、地域地場産業の衰退や高齢化バブル崩壊以来の戦後最悪の長期不況などの大きな変化も生まれ、市民生活が苦しく追い詰められている状況に至っています。こうしたことも踏まえて、以下2、3点お聞きしていきます。  1点目は、今回の条例改正は、清算金分割徴収納付期限分割回数、また、分割納付利率に関して、30年かけて終わりつつある番町西事業と、これからまだ10年、20年かかると予想される大谷、そして、東静岡周辺の各区画整理事業取り扱い同一内容にするということになっていますが、その必要性がどこにあるのかということを、まず第1点。  2点目は、住民に渡された清算金のしおり、これは番町西ですが、このパンフによりますと、清算金徴収または交付の方法について、条例改正案別表、これは24条関係ということで載っていますが、これとほぼ同じ分割納付表を示した上で、こういうふうに書かれています。この場合、年6%の利子が付されますと、赤で目立つように強調されているわけで、これを見た住民の方から、今の時期に6%取られるのかという理解をして、とても払えないというような驚きの声も聞いています。この点に関して、条例改正案の第24条の第4項においては、利率についてはこういうふうに議案ではなっています。公告の日における資金運用部預託金に付する利子利率を定める政令規定する10年の約定期間に対応する利率、つまり、年6%を上限とするということになっています。この公告の日というのは、この3月の17日──17日は翌日ということでしょうか──に予定されていますが、利率はどの程度と見込んでいるか示していただきたいと思います。  3点目は、清算金分割徴収において、別表清算金総額を10ランクに分けて、最大で5年以内、11回の分割回数が示されています。番町西の場合、清算金ランク別権利者数はどういうふうになっているのか、また、その別表根拠は何に基づいて作成されているのか、明らかにしていただきたい。
     この点に関してもう1点は、先ほども触れましたけれど、番町西では、非常に零細といいますか、高齢者も多いといいますか、そういう特徴がある区画整理事業になっているわけですけれど、住民税非課税世帯高齢者世帯など清算金納付分割でも特別に困難の方がいる場合、減免規定検討されなかったのかどうか、この点をお答えいただきたいと思います。  以上で1回目の質疑を終わります。 4 ◯都市計画部長藤田宗彦君) 土地区画整理事業施行条例の一部改正についての3点の御質問にお答えいたします。  まず第1点目の、3つの区画整理事業清算金に係る分割納付及び利率取り扱い同一内容にする必要があるかということでございますが、番町西大谷東静岡周辺の各土地区画整理事業は、いずれも市施行で実施しておりますので、土地区画整理法に従い同一内容にしたものでございます。  次に2点目の、利率上限を年6%としているが、どの程度に見込んでいるかということでございます。  これまでは利率6%と法定されておりましたが、土地区画整理法施行令改正により、市の条例制定事項とされたため、本市におきましては、現在の社会情勢金利状況を考慮いたしまして、大蔵省資金運用部預託金に付する利子利率を定める政令のうち、最も長期に貸し出す金利を採用したものでございまして、最近の資金運用部利率から判断いたしますと、2%前後の数値におさまるのではないかと見込んでおります。  3点目の、清算金総額ランク別権利者の数と別表根拠はということでございますが、清算金徴収対象者は 957人でございます。そのうち3万円未満は 154人、 100万円以上は55人、3万円以上 100万円未満のうち、一番多いランクは、3万円以上から10万円未満の 267人となっております。  また、分割の区分や回数を明示しました別表は、類似他都市状況及び最近の事例であります平成5年8月に換地処分をいたしました静岡施行静清土地区画整理事業条例を参考としております。  次に、清算金そのもの減免について検討したかとの御質問でございますが、清算金は、その性格から地権者財産価値の不均衡を是正するものでございますので、減免対象にはなじまないものと考えております。  以上でございます。   〔10番山本明久登壇〕 5 ◯10番(山本明久君) 2回目の質疑を行います。  条例改正案は、主に清算金をどう扱うかという内容になっています。区画整理事業を突き詰めれば、処分という強制になってくるものですから、必然的にそれに対応できる能力を持っている人と対応できない人というのが生まれる性格を基本的には持っています。区画整理は、土地権利関係をいわば整理するという意味になっていますけれど、大谷の場合は、放水路確保ということにかかわって、東駅周辺は副都心の開発ということにかかわって主にはいきます。番町西の場合と、目的性格、また、権利者規模や構成の内容というのが、当然それぞれ違ってきます。また、事業はこれから本格化して、換地処分かなり先ということに大谷とか東駅周辺の場合はなっていきます。(発言する者あり)  こうした違いを超えて、この際、番町西に合わせてくくってしまうということになってくるわけで、清算金の扱いも同一にするのでいいかどうかということも疑問に思ってくるわけですね。同じ市施行だから当然基準としてはそうだという一つの理屈ではありますけれども、かなり今申しましたように中身が違うようなものだけれど、しかも、その番町西以外はこれからかなり先清算金の課題というのは上ってくるわけで、市施行だから、なぜ同一でなければいけないかというところをもうちょっと具体的に説明をしていただきたい。  もう1点は、清算金減免分納にかかわってですけれど、利率が2%前後という見通しが示されたわけです。それは十分住民の方にはこれから説明されていくというふうになりますけれど、分納にかかわって、その政令にかかわっては、特別に困難な場合、10年以内の分納を認めていくというふうになっています。この条例案にはそのことは書かれていないわけですが、これがなぜ書かれなかったのかということもあわせて言っていただければあれなんですが、10年分納の特別な事情というのはどういうケースに当てはまるのかということです。弾力的に運用されるという余地があるかどうかという点でお答えいただきたいと思います。  それでもなおかつさらに困難な方というのは、番町西の方の声を聞いても、かなりお年寄り世帯年金世帯、とても年、たとえ数万でも、まあ、 100万以上の方であれば、たとえ10年として年間10万円の清算金を捻出していくというのは、今、本当に極めて困難な状態になっています。  そういうこともかんがみて、政令規定はあるにしても、10年を超えた弾力的な対応の検討余地というのはあるかどうか、この点の考えを示していただきたいと思います。  先ほど部長も答えられましたけれど、財産にかかわるものだから清算金減免というのはちょっとなじまないという表現はあったわけですけれど、先ほど言いましたように、能力に応じて対応できる人とできない人が生まれると同時に、区画整理というのは、減歩された上、清算金も取られるという、しかも、その計算根拠というのは、なかなか地価というのが軸になっているということからかなり大変なわけですね。払えない人が当然出てくるわけですけれど、出てきた場合、弾力的に本当に対応できるのではないかということで、2回目、お聞きいたします。 6 ◯都市計画部長藤田宗彦君) 2点についての御質問にお答えいたします。  まず第1点目の、番町西大谷東静岡周辺では、権利者内容規模など区画整理目的性格が違うのに、なぜ同一なのかということでございますが、3地区にはそれぞれの地域性がございますが、第1回目にお答えいたしましたとおり、この3事業市施行区画整理でございますので、権利者内容規模などは異なるものの、条例統一化を図ったものでございます。  次に2点目の、納付回数期限弾力的運用で、10年規定ケースはどのような場合に適用されるか、また、特別生活困窮者には10年以上弾力的に対応できないかということでございますが、土地区画整理法施行令規定では、資力が乏しく、5年以内の納付が困難であると認められる者については、特例で10年以内での分割を認めるとの規定が示されております。したがいまして、この規定により10年以上にわたる分割を認めることはできません。  以上でございます。   〔10番山本明久登壇〕 7 ◯10番(山本明久君) 最後、1点だけお聞きしますが、その前に、今2回目に聞いた中で、10年に分割できる特別な事情というのは具体的にはどういうケースかということでお聞きしたものですから、それをちょっと。例えば、特別と判断できる事情、こういうことがあるということがあれば、そのケース、ちょっと具体的にお答えいただきたいというふうに思います。  政令で縛りがある点は、それはやむを得ないということがあるにしても、番町西の場合は、本当に零細な方で、零細かつ低所得層というんですか、そういう方がかなりいらっしゃるというふうにお聞きしています。つまり、その土地所有関係でいけば、それはどの地域にもいらっしゃいますから特別ということではありませんけれど、土地所有ということを考えた場合、本当に生存権的な土地所有という場合なかなか、そこにその区画整理があったから、地価を軸にした計算で算定されてくる清算金に対して対応でき切れないというのは当然生まれてくるわけですから、その払い切れない方に対する減免検討というのは、やっぱりこれからしていって、私が聞きたかったことは、本来、ほかのケースにそういう十分な検討を生かしてほしいという意味で、大谷とか東駅の場合もちょっと分けて聞いたわけですけれど、最後に聞いておくのは、その大谷東駅周辺事業の場合、これからかなりかかると思いますけれど、清算金確定時期っていうのは大体いつごろと見込まれているかということをお聞きして、先ほどの漏れた具体的な答弁とあわせてお答えいただきたい。  以上です。 8 ◯都市計画部長藤田宗彦君) まず、2点についてお答えいたします。  まず初めに、生活困窮者の特別な具体例ということでございますが、これはケース・バイ・ケースでもって対処していこうと考えておりますが、具体的な例としましては、年金生活者などを想定しております。  次に、大谷東静岡周辺清算金確定段階はいつごろか、また、なぜ条例化を必要としているのかという御質問でございますが、(発言する者あり)大谷地区東静岡周辺土地区画整理事業は、現在の事業計画段階では、平成14年度の換地処分を見込んでおります。  なお、3事業は同じ市施行であり、事業統一性を図る観点から今回同時に改正をしようとするものでございます。  以上でございます。  〔伊東稔浩君「議長、動議」と呼び発言を求める〕 9 ◯議長杉山三四郎君) 伊東君。 10 ◯45番(伊東稔浩君) ただいまの質疑において、区画整理法についての主義主張、考え方はそれぞれあるにしろ、今の質疑の過程の中で、大谷放水路確保するために大谷区画整理をなすというようなニュアンスの発言があったやに私は聞きました。これは、私自身の聞き方の間違いがあるかもしれません。しかるに議事録を御確認いただいて、もし、そういうような趣旨の御発言であれば、大谷放水路用地確保のために区画整理をしたのではないということは事実として明らかでありますので、その御確認の上、それが間違いであれば、今質疑された御本人に、本会議最終日にこの本会議場において訂正発言を求めたいと思います。  なお、今質疑をされた方は、たしか大谷川対策特別委員会委員でもあったように私は記憶しておりますけれども、事実関係を歪曲するような発言議会人の一人としてこういう本会議の席でされることについては非常に道義的に疑義を感じる次第であります。  以上。   〔「賛成」と呼ぶ者あり〕 11 ◯議長杉山三四郎君) 議事録を精査し、後ほど措置させていただきます。  質疑を打ち切ります。  これら26件の議案は、所管の各常任委員会に付託します。    ─────────────────   日程第27 第27号議案 平成11年度静岡市一    般会計補正予算(第7号) 12 ◯議長杉山三四郎君) 次に、日程第27、第27号議案平成11年度静岡一般会計補正予算(第7号)を議題とします。  当局説明を求めます。 13 ◯助役篠崎忠雄君) 御説明申し上げます。  第27号議案は、一般会計補正予算でございまして、新都市拠点整備事業に対する国の追加認証に伴い、 5,000万円を計上いたしました。この財源として、国庫支出金と繰入金をそれぞれ 2,500万円充当いたしました。補正額を加えた累計予算額は約 1,893億 1,600万円となります。  なお、繰越明許費は、東静岡周辺土地区画整理事業費について、年度内に完成が見込めないので翌年度に繰り越して使用するものでございます。  以上でございます。 14 ◯議長杉山三四郎君) 議案説明会開会のため、暫時休憩します。         午前10時20分休憩    ─────────────────         午前10時27分再開 15 ◯議長杉山三四郎君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  休憩前に説明のありました第27号議案について質疑を許します。──質疑を打ち切ります。  本案は、所管都市整備建設委員会に付託します。    ───────────────── 16 ◯議長杉山三四郎君) 以上で本日の日程は終了しました。  以上で散会します。   平成12年2月16日         午前10時27分散会    ─────────────────        会議録署名議員           議 長  杉 山 三四郎           議 員  南 条   博           同    藤 田 卓 次 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...